[BiSH]BiSHの3.5枚目アルバムを視聴レビュー 3.5に込められた意味とは…

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どうも!ふっく―です。今回は、7月22日に発売されたBiSHメジャー3.5枚目アルバム『LETTERS』の視聴レビューをしていきます。

発売から約1か月が経とうとしていますが、音楽レビューいいなと思ったのが最近でかなり遅れてはいますが見ていただけると幸いです。

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3.5thアルバム『LETTERS』

この3.5という数字には深い意味があり、コロナウイルスの影響を受けてライブやフェスが中止になる中、本来は夏にタイアップのシングルのリリースを予定していましたが、新曲を追加し3.5枚目と変更してアルバムを完成させました。

シングルではなく新曲を追加しアルバムとして発売されたということで今の世界の現状に向き合った曲や寄り添う歌詞が多く散りばめられているアルバになっています。

このライブもできないし新しい音楽も生まれにくくなっている状況で、ファンに向けてどんな形でもBiSHを感じられる瞬間を与えてくださったWACKとBiSHには感謝しかないですね。

そんな今溜まっているものをすべて吐き出して完成された『LETTERS』を聴いてBiSHからのメッセージを受け取りましょう。

01 LETTERS

作詞:松隈ケンタ×JxSxK 作曲:松隈ケンタ 編曲:SCRAMBLES
 
 
3.5thアルバム「LETTERS」のリード曲になっています。
 
今のこんな状況に寄り添う素敵な曲になっています。
 
最初のリンリンからハシヤスメのリレーはBiSHでは珍しい入りで新鮮でしたね。声質が滑らかな二人なのでかなり曲にあっていると思います。
 
 
サビの前までに全員のパートがあります。他にも最後のサビもBiSHには珍しい全員ユニゾンがあるのでメンバー全員から聴いている人へのメッセージのようなこの曲に込められている熱い気持ちが伝わってきます。
BiSHを知らない人にもこの曲は刺さると思うのでぜひ聞いてもらいたいですね。
 
「今もあなたの無事を祈る」や「こんなときこそまっすぐにぶつかり合おう」など素敵なメッセージがたくさんあります。
 
MUSIC VIDEOも上空から人が少ない渋谷を映し、メンバーがそれそれビルや建物の上で旗を振るというソーシャルディスタンスがしっかりしている映像になっています。
 
車で手を振っている社長の渡辺淳之介さんやハンバーグ師匠も出演して自粛ムードの中ユーモアも混ぜてくれています。
 
[MUSIC VIDEO]
 
 
すべて届けるよ胸の中
ダサい姿も全部晒そう
あなたいるこの世界守りたいと叫ぶ
見えない明日は待たない
今もあなたの無事を祈る
絶対距離は遠くないんだ
今も近くにあるんだ
 
 
 

02 TOMORROW

作詞:松隈ケンタ×JxSxK 作曲:松隈ケンタ 編曲:SCRAMBLES
 
 
この曲は、TVアニメ「キングダム」のOPとして採用されている楽曲です。MVも公開されていて、デビュー以降「楽器を持たないパンクバンド」として活動してきましたが、遂に楽器を持ってしまいました。
 
各々にあった楽器を持っているのですがやはり目立っていたのはモモコのタンバリンでしたね。タンバリンに不満を持っているのをラジオやSNSでよく目にしましたが、個人的には一番似合っている組み合わせだったと思います。
 
「LETTERS」同様1番に全員のパートがあるのでテレビで披露する機会も多く一曲で全員のことを知ってもらえる歌割りになっています。
 
アルバムでは爽やかな青春ソングのような雰囲気が多かったのですがパンクロックの王道を行くようなBISHの中でも王道な曲調でとってもかっこいいですね。
 
 
 
大切なものを守り抜く覚悟
諦めないことだけ取柄さ
進んでいく困難を力で向こうへ
踏む一歩確かめて
立ち向かうよ
 
 
 
 
 
 
 
[MUSIC VIDEO]

03 スーパーヒーローミュージック

 
作詞:アユニ・D 作曲:松隈ケンタ 編曲:SCRAMBLES
 
メンバーのアユニ・D作詞の曲です。
「スーパーヒーローミュージック」は、アニメのエンディングにありそうなしっとりとした曲になっていました。
曲名の通り、某ヒーローアニメのエンディングにピッタリな感じがします。
 
しっとりとした中にも自分を信じる強さを感じる前向きな曲で、他のアーティストと違い「頑張ろう」よりも「頑張ってみよう」と寄り添ってくれている素敵な歌詞がアユニによって散りばめられています。
 
アユニのサビのハイトーンがとても曲にあっていて歌い方も力強く、心に響いて素晴らしかったです。作詞を担当していたので気持ちがそのまま歌い方に乗ったような気がします。
 
「好きな歌詞」
 
この大きな宇宙の彼方までも旅してみたいんだ
そんなことは僕ができるわけがないけど
いつか枯れるために咲いた花のようなものだから
そうだ 置かれた場所で咲きまくれ
蛆虫なんておさらばだぜ
素晴らしき人生、僕ら生きていたいんだよ
 
 
 
 
 
[MUSIC VIDEO]

04 ロケンロー

 
作詞:松隈ケンタ×JxSxK 作曲:松隈ケンタ 編曲:SCRAMBLES
 
「ロケンロー」は、東京スカパラダイスオーケストラがホーンセッションとして参加していて今までのBiSHには珍しい大人な雰囲気の曲調になっています。なんだか色っぽいダンスが始まりそうなそんな感じです。
 
イントロを初めて聴いた時にあれ、ドンキーコングの曲に似てる…と思ってしまいました。Twitterで調べてみると同じようなツイートがちらほらあったのでどんな曲か気になった方はドンキーコングのイントロに似てることを想像してください(笑)
 
大人なイメージということでアイナの声がかなりハマっていました。椎名林檎のカバーなどを音楽特番などで披露していてBiSHも歌える曲の幅が広くなっていくのが楽しみですね。
 
「好きな歌詞」
 
明日も見えず ここにとどまって意味あんの?
覚めない夢に溺れないで
涙見せず耐えに耐えたってしょうがない
意味もないのさ
 
 
 
 

05 co

 
作詞:JxSxK 作曲:松隈ケンタ 編曲:SCRAMBLES
 
「co」は、曲調がエモーショナルな気分になる曲ですね。雰囲気は、「プロミスザスタ―」や「Noting」似ている感じがしますね。
 
曲調に合わせてリンリンやモモコのパートが多い気がします。あの二人が歌うと個人的にエモさが増す気がします。(共感してくれる人います?)
 
イントロと歌いだしを聴いてパッと夕暮れの河川敷を自転車で走っている絵が浮かびました。そんな時に聴きたいですね。
 
歌詞も今の世界に訴えているような自分のことだけじゃなくて周りの人のことも考えて行動して乗り越えていこうという意味が込められていてBiSHを知らない人にも聴いてほしい曲ですね。
 
「好きな歌詞」
 
僕らだけじゃない世界
僕らは共に作っていく
どうしようもないことだってあったりしたって
大丈夫さ
僕ら超えていく
パーティーしようよ
 
 

06 ぶち抜け

 
作詞:モモコグミカンパニー 作曲:松隈ケンタ 編曲:SCRAMBLES
 
メンバーのモモコグミカンパニー作詞の曲です。
 
浦安鉄筋家族のEDになっており、自然と佐藤二朗さんの顔が浮かんでしまいます(笑)ちなみにドラマ見たことはありません。
 
サビの最後のチッチが歌うぶち抜けー!が良かったです。チッチの突き抜ける歌声は自然と勇気がもらえて、歌詞の意味が何倍も強くなる気がします。
 
松隈ケンタさんが関ジャムでビブラートを使わず真っすぐ歌うことを教えていると話していたので、ストレートに歌詞が伝わってきて「co」のような曲はとてもあっているなと思いました。
 
2番サビの後のデュエット(リンリン?モモコ?)も個人的に好きです。サビの出番は少なくなりがちですが、転調の部分などは非常に輝いていますね。
 
そして、最後のサビはアイナで締めるBiSHの勝利の方程式も注目ポイントです。
 
「好きな歌詞」
 
ネクタイ締めとけばなんか様になってんだ
何回転げ落ちたって
守りたくなる場所がある
何も持たずにただ前へ
全力疾走でぶち抜け
 
 

07 I’m waiting for my dawn

 
作詞:セントチヒロ・チッチ 作曲:松隈ケンタ 編曲:SCRAMBLES
 
メンバーのセントチヒロ・チッチ作詞の曲です。
 
イントロから朝に聴いたりアラームにしたい曲だなと感じました。
 
他の曲と比較して抑揚が少なく「LETTERS」の最後の曲ですがアルバムの箸休めのような曲になっています。
 
2番のサビはおそらくハシヤスメがメインですけど、歌い方の癖が強すぎて(アユニを超えるほど)最初誰が歌っているか全く分からなかったです。
 
チッチの歌詞はもう走り始めてしまったのだから頑張るしかないと自然と前向きにしてくれるのでゆったりした曲ですが力をもらえる曲ですね。
 
「好きな歌詞」
知りたい知りたい なんでもいいから
いつもの僕ら
何度も何度も 闘ってきたの
立ち止まれない
so long やだな 一緒にいたいや
光の方へ行こう 夜明けを待ちわびてるよ
 
 
生きてる心地がここにあるんだね 見つけたみたい
これからも共に時を縮めると約束したの
so long やだな 夢から醒めて
 
 

まとめ

どうでしたでしょうか。

今回のアルバムは、今の状況に向けてファンや聴いている皆さんに向けたメッセージとして発売された作品でした。

『LETTERS』の名前の通りBiSHはインタビューで「自分宛ての手紙だと思って聴いてほしい」と語っていました。聴いている皆さんには世界の状況がありながらさらに自分の今の状況で苦労している方も多いと思います。

このアルバムを聴いて少しでも寄り添ってもらえるような気持ちになれたり、勇気が湧いてくる歌詞に出会えたのならBiSHの気持ちが伝わったと思います。

BiSHのこれからの活躍に期待しつつ音楽の力を借りたいときや、大一番の時に勇気を貰えるアルバムとしてそばに置いておきたい一枚でした。

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